準グランプリ
The 2018 Gourmand World Cookbook Awards(世界料理本大賞)の結果が、一昨日、中国煙台の受賞式典にて発表されました。 ちょっと信じられないことに、、Photography部門で準グランプリを受賞しました。(この部門は書籍名とフォトグラファー名に授与)
書籍はHARVEST NISEKO(Tess Stomski with Chisato Amagai)です。 この本は他にFirst Cook部門でも第3位。Cooking School / Education部門でもファイナリストにノミネートされていました。
賞と名のつくものには色々バイアスがかかっていると知るオジサンも、HARVEST NISEKOは著者自身が企画した自費出版本ですので、少なくともこの書籍に関しての評価は純度が高いんじゃないかな?と想像します。(著者の素晴らしさについては以前の投稿をご参照ください)
余談なのですがこの撮影を終えたのが一昨年の夏。スマホのメモには当時の日付で、
----- 手帳にはもう何のネタも無い。 しかし足りないものなど無いのだ。 目指して初めて届くところへ行け。 -----
となにやら意味ありげにカッコつけて書き残してありました。
苫小牧発のフェリーでセンチメンタルな人。
ちょうど仕事や人間関係が立て続けに途切れた時期であったことは確かです。東京暮らしはもう長くないだろうと感じ、一方で自身の「撮る人」としての在り方に徐々に手応えを重ねていました。
それから一年後、長野に移住しました。 今、須坂という街に古い家を借りて肖像写真館を始めるため大工仕事に精を出しています。
自分の望む道を歩いていける、そんな自由と平和がやっぱり良いな。結果は後から。 ストレンジャーな自分に手を差し伸べてくれる方々には本当に感謝です。 そしてこれまで東京でも、もっと前にも、そういう方々が周りにたくさんいてくれたはずと改めて思い至ります。 ありがとうございます。